今こそ見直したい、和室の魅力
新茶の香りに心もほぐれる季節になりましたね。
5月1日は「八十八夜」。
立春から数えて88日目にあたる日で、新茶が出回りはじめるこの時期は、ちょうど季節の変わり目でもあります。
そんな初夏の風が心地よい今こそ、おうちの和の空間を見直してみませんか?
実は和室には、昔ながらの知恵がたくさん詰まっています。
たとえば畳には“呼吸する”ような調湿効果があり、これから迎える梅雨の湿気も自然に吸ってくれるんです。
さらに、和室は木や和紙といった自然素材でできていることが多く、気持ちまで穏やかになれる場所。
心落ち着く“自分だけの癒し空間”として見直されつつあります。
最近では「畳の部屋はちょっと不便…」という声もありますが、
たとえばリビングの一角に小さな畳コーナーを設けると、
昼寝スペースやお子さんの遊び場としても大活躍。
畳の張り替えや、和モダンな建具に変更するリフォームも人気です。
忙しい毎日だからこそ、おうちの中に“ホッと落ち着ける空間”があるって大切。
この機会に見直してみると、新たな発見があるかもしれません♪
・お茶を飲んだあとは、茶殻にもひと工夫
新茶の季節だからこそ、楽しんだあとの「茶殻」もちょっとした暮らしの味方に。
たとえばよく乾かしてお茶パックに入れると、消臭剤として使えます。
靴箱や冷蔵庫にそっと置くだけで、自然の力でにおいを吸収してくれるんです。
また、布に包んで軽くしぼれば、拭き掃除にもぴったり。
台所やシンクまわりなど洗剤を使いたくない場所でも安心して使えて、ほんのりお茶の香りが広がります。
風の香りがやさしいこの季節、心も身体もほっとできる時間をお過ごしくださいね。