大好きな建築家のこと
先月、還暦の誕生日を迎えました。
妻からはフランク・ロイド・ライトのタリアセンのフロア照明をプレゼントしてもらいました。
先日、タリアセンのフロア照明がテレビ番組のセットのインテリアとして映っていた時、
「あ、これ、フランク・ロイド・ライトのタリアセンやん!」と妻に言ったのを覚えてくれてたようです。
大学で建築を学んでいた時、「近代建築の三大巨匠」の一人として、ル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエと共に彼の名を知りました。
当時はミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸やシーグラムビルのような洗練されたデザインが好きで、いつかは彼の作品のバルセロナチェアの似合う部屋に住んでみたいと思っていました。
▼ファンズワーズ鄭 ▼バルセロナチェア
その後、結婚して子供が生まれ日々の生活に追われていると、そんな夢は忘れてしまいました。
子供達が社会人になって子育てから解放されると、昔好きだった家具や音楽が目にとまるようになりました。
最近、タリアセンのフロア照明をよく見かける気がしますが、多分、今までは見過ごしていたのでしょう。
今では、家を出た息子から譲り受けた部屋でフロア照明を点けてお酒を飲んだり贅沢な時間を過ごしています。
学生の時、感動してときめいた建築家の作品は、まだたくさん残っています。
フランク・ロイド・ライトのカウフマン邸(落水荘)もその一つですが、いつか行ってみたいと思っています。
妻に話すと先に日程を決めとくといいよと言われました。
そうですね、いつかではずっと行けないような気がします。
還暦を機に、これからのライフプランを立てようと思います。
2019年7月