リノベーションとリフォームの違い
今回はマンションのスケルトンリノベーションについてお話しします。
スケルトンとは骨格のこと。
つまりコンクリートの躯体(サイコロの6面部分)を残して壁床天井をすべて解体撤去し、全面的にリノベーションすることをいいます。
ここで?と思うのは、リノベーションとリフォームの違いです。
リフォームは原状回復で、リノベーションとはライフスタイルの変化に合わせてつくり変え、価値を向上させることを言います。
今回の事例は築43年のマンションです。下の写真はスケルトンにした状態です。
ビフォー アフター
当時主流の公団仕様で玄関ドアを開けると室内が丸見えでしたが、玄関とリビングとの間に引き戸を取付け直接見えないようにしました。
また脱衣室がカーテンで仕切られ洗面器が外側にありましたが、間仕切りで洗面脱衣室として独立させました。
浴室もサイズアップして奥行きが10cm広くなりました。
和室はフローリングの洋室に変えましたが、入口は開きドアでなく開閉スペースの少ない引き戸にしました。
その他、設備面では玄関チャイムをテレビドアホンに取替え、給湯器を追い焚き付きのオート機能にしました。
▼広々としたLDK
コンクリート躯体の内側の間仕切りは構造的に影響がないのでライフスタイルに合わせて自由にレイアウトが出来ます。
キッチン・バス・トイレなどの水まわりも排水管の勾配さえ確保できればレイアウト変更が可能です。
個室の間仕切りを撤去してリビング広くしたり、家を出た子供の部屋をご自身の趣味の部屋に改装される方も多いようです。
2019年4月